今日はとても疲れた。

初めて雑誌を作っているところに入った。

思ったよりも静かで、挨拶をすると目の合った人は全員返してくれた。

編集長のオーラはすごかった。

履歴書でテキトーに書いたところはソッコーで指摘された。

もうちょっとちゃんと書けばよかったなと思ったけど、まあそこまで気が回らなかった。

なんとなくダメなんだろうなと感じがしたし、さぶさんにはあっちから連絡きたら返事はせずに一旦俺に条件を教えてって言ってくるから、また一つ心労が増えた。

まあ自分的には編集でもその場の雰囲気でもなんでもいいから学ばせてもらえればそれでいいのだけど、さぶさんがそう言うのを聞いてやっぱり働く条件てのは大事なんだなと思った。

とりあえず気が重い。

幸せなんかそこら中いっぱい落ちてるから

『漁港の肉子ちゃん』読み終わった。

例のごとくみなてぃからのおすすめ本なんだけど、案の定とてもよかった。みなてぃから薦められた作品はもうほんとにどれもいい作品だから、何も文句は言えない。なんか音楽とか映画とか小説とか、そういうものってなんか一つぐらいケチをつけたくなるのが、俺の性みたいなもので、ていうかそういった作品にケチをつけれる人間が、とてもすごい人間だと思ってた。なんかそういう人たちって自信満々な感じがするし、かっこいい。

ただみなてぃから薦められた作品にはやっぱりケチをつけられねえ…。

単純にみなてぃという人間が持つオーラみたいなものが、作品に乗り移って俺に有無を言わせぬほどの重圧を与えている気がする。

でも、そういう重圧があったとしても、何一つケチをつけずに、素直に「良い」って言うのは、とても気持ちがいい。それ以外何も考えなくてすむから。それで全部幸せだから。

みなてぃから薦められた作品をみて、作品ごとにいろいろ感じたことはあるけど、やっぱり一番の発見はそれかもしれない。いつでも素直に自分の気持ちを表現できたら最強なんだよなあ。

 

あと、今日は『結界師』も読み終わったし、『好きな人がいること』の最終回も見た。

ハッピーエンドっていい。

東京は後戻りしない

今日も東京は雨だ。もしかしたら東京だけでなく日本全国ここ最近はずっと雨なのかもしれないが、ずーっと雨なのは気が滅入る。気持ちよく晴れた場所にそろそろ行きたい。

でも自分は晴れよりも雨の方が、好きなのかもしれない、と最近思った。雨の時の方が、ちゃんと自分の今の状況を俯瞰して見れるようになる気がするし、傘をさすのも好きだ。それに梅雨生まれも少し関係あるかも。

まあ好きというよりかは、晴れより雨の方が`″気になる″程度だけど。

 

今日は千春さんと初対面だった。なんか少し間の抜けたようで、でもちゃんと考えていて、本人も言っていたようにスーパーポジティブそうな人だった。

今思うと吹石一恵に似てた気がする。

あと今日は会ったわけじゃないけど、まさかの「編集長」という身分の人と電話越しで初めて喋った。さぶさんも編集長なんだけど、やっぱり声に重みを感じた。単に緊張してただけかもしれないが。

最近は本当に怒涛すぎて頭がずっと苦しい。

 

今日さぶさんと話してる時に久しぶりの感覚を味わった。「出口をつくる」話をさぶさんがしてた時。その話は正直聞いてて辛かった。また自分の覚悟のぬるさが露呈しそうだったから。そしたら急に目の感覚がおかしくなった。やばい、と思った。遠近感がおかしい。さぶさんの顔だけやけにはっきりしていて、でもおかしい。さぶさんの顔が魚眼レンズでのぞいたみたいに、ゆがんで…

さぶさんから見えてる景色を想像した。目の前には俺。割と真面目な表情でさぶさんの話を聞いている(多分ほとんどの人が見たことないレベルのまじめ顔)。俺の後ろには、一番窓際の席に女性の二人組がパスタのランチセットを食べている。年齢はおばさんといえるぐらい。外は曇り空だが雨は降ってない。店は路地裏にあるので、窓の外の景色は特に綺麗じゃない。雑居ビルの裏側って、なんか汚い。店の中に意識を戻すと、さぶさんから見て左側、白い壁には時計が掛けられている。時間は、11:30に集合してパスタを食べて…おそらく…って考えた時点でダメなのかもしれない。

多分自分は演じることに向いてない。向いてないというか、演じることにまだ本気になれない。

 

帰りに時計をちらりと見たが、壁に掛けるタイプの時計ではなかった。

まあそんなもんだな、と思った。

 

泣く子も黙る自身と貫録を

りんご売りを辞めた。正しくは無期限休養にしてもらった。

本当にこれに関しては自分の中でいろんな感情が渦巻いていて、なんかいろいろ書く気になれないけど、でもりんご売りをやれて本当に良かったと思っているし、りんご売りを一旦辞めることができて本当に良かったと思っている。

たった3日間しかりんご売りをやってないけど、本当に人生で一番濃い3日間だった。

片山さんという人は、自分の今までの人生の中で間違いなく一番「凄い」人だった。

本当にこの人に会えて良かった。

またいつかりんご売りをやるときが来たら、自分を褒めてあげてもいい。

新しいバイト探さなきゃあ

傘の下の君に告ぐ

やばい、眠いしお酒飲んで頭ぼーっとしてる。

でもさぶさんにも片山さんにも日記をつけるのは大事と言われたので、グダグダでも書きます。

今日はさぶさんとご飯に行きました。自分が大好きな雑誌の記事を書いた人とご飯。本当に夢のようだし、まさかこんな展開になるとは想像もしてなかった。

印象的だったのは、

・俺のメールの文章褒めてもらったこと。(これは本当に嬉しかった)

・12月24日にZINEを発売するぞ!

・いろいろな資料もらった。本当に感謝。

・やっぱり俺は【作りたい人】っぽいことを再確認。

・編集者ってのは、設計図を作る人。

 

まあ他にもいろんな話を聞いたけど、だめだ、眠い。すごく気持ち悪い文章だけど疲れた…。

本当にすごい2日間だった。明日はリンゴ売るからもう怒涛。

自分だって思ってた人がまた違う顔を見せるよ

とゆーわけで、リンゴを売ることになりました。青森のね。おいしい。今日はその初日。超緊張

売り方は行商です。

一軒一軒「リンゴどうですか」って声をかけていく家売りってやり方と、駅前とかの人通りの多いとこで、道行く人に声をかけていく道売りのツースタイル。他には旅売りなんてのもあるらしい。

 

とりあえずやってみて、本当ジェットコースターのような一日だった。

一日でこんなに感情が目まぐるしく動く日なんてそうそうないと思う。

声をかけて、自分の話を聞いてくれて、買ってくれたらとてもうれしいし、何度も何度も断られたら本当に落ち込む。普通に断られるならまだいいけど、たまになんかひどいこと言ってくる人もいる。それに断るとき、たいていみんな「ちょうどリンゴ買っちゃったんですよ~」という。こなんが言いそうなセリフだ。それじゃ俺と話が合うわけないな、と思って今度からは切り替えるようにしたい。

今日は主に断られ続けたので、ほとんど気分が落ち込みっぱなしだった。

特に午後は本当に誰も買ってくれなかったので、めちゃくちゃ落ち込んだ。まあ、でも午前中は少しは売れたし、そういう時は夢中になれてる自分がいた。

売れてないときはいろいろ考えすぎていた。

 

今日一日リンゴを売ってみて大事だなと思ったのは、いかになにも考えない状態でいられるか。要はリンゴを売っているだけなのである。たかがリンゴ。リンゴどうですかと言って、いらないと言われても、ただそれだけ。考えても無駄。リンゴを売るしかない。難しいことは考えずに夢中になってる時に、リンゴってのは売れるもんなんだな。

まあ今までの俺だったら、ある問題に直面したらうだうだ考えがちだったし、そういうプロセスが重要だと思っていたし、今でもそれは重要だとも思ってるけど、それを放棄することで見えてくるものもある。ということが、なんとなくわかった。

人生っていろいろな縁で溢れてるなと思った。

とりあえず次はもっと売る!